特定の分野でスペシャリストとして活躍できる認定看護師は、日本看護協会における認定看護師認定審査に合格した看護師のことを言います。認定看護師は、認定を受けた特定の分野において、熟練した看護技術や豊富な知識を有し、あらゆる場でその能力を発揮できると認められた看護師であることを証明できる資格で、水準の高い看護の実践のほかにも、他の看護師に対する指導や相談活動なども担います。◎参考サイト=認定看護師になろう
そんな認定看護師になるためには、看護師免許を取得後、5年以上の実務経験が欠かせません。また、経験年数のうち、認定を受ける特定の分野での実務研修が3年以上求められます。そのため、この条件を満たしておかなければ、認定看護師ねの道は開けないのです。
ところで、認定看護師になるためには専門の教育を受けなければなりませんが、修了するまでにおよそ1年ほどかかり、800時間程度のカリキュラムを終える必要があるそうです。また、これに加え、認定を受ける分野に応じた、特定行為の区分別科目における実習も受けなければなりません。さらに、認定看護師教育は、集合教育による学習が基本ですが、2020年度からの教育では、eラーニングを含む学習も行われるようになったので、受講する看護師は柔軟に対応しなければならなくなっています。
また、教育を経て、認定看護師認定審査を受けて無事資格を手にしても、その後は5年ごとに資格の更新が必要になるため、常に自身をアップデートしておく必要があります。